世間の声に振り回されて自分の愛情まで見失わないようにしよう
本記事は30代以降の婚活の悲しみをテーマにした特集「年齢と婚活のジレンマと悲しみ(全4回)」最終回です。
これまでの記事では、
- 「そろそろ結婚を考えよう」と思ったタイミングが遅いと世間から否定されて傷つくこと
- 悲しみや焦りから「人との関係性」について厳しく見てしまうこと
- そして、苦しいからこそ「結婚したら幸せになれる」と期待が大きくなってしまうこと
について、見てきました。
大切なのは「自分がどうしたいかを考えること」ですが、簡単にはできないかもしれません。
婚活中は、年齢などの条件や人それぞれの幸せについて、毎日のように情報を目にします。
そうした情報を見続けると、自分の感覚がわからなくなってしまうのも無理はありません。
「婚活と年齢のジレンマと悲しみ」最終回の今回は、情報があふれる時代の婚活で「自分がどうしたいのか」を見失わないことについて、考えていきます。
苦しいほど「多くの人に自慢できる結婚相手」を探してしまう悪循環
婚活の最初のステップは「自分がどんな人と結婚したいのか」考えることです。
特に、結婚相談所のような出会いを支援するサービスでは、その人に合った相手を探すため、理想の条件を具体的に整理してくれます。
たとえば「優しい人がいい」だけでは、少し抽象的ですよね。
- どんなときに優しさを感じる人が良いのか
- 優しければ良いのか
など、相手を探すには条件が広すぎてしまいます。
そのため、より具体的にイメージするために年齢、年収、居住地、家族構成など、現実的な条件を考える必要があるんですね。
ただ、細かく条件を考え始めると「こんなことを言っていいのかな」と不安になる人もいるかもしれません。
しかも婚活中は、SNSやネットで「理想の結婚相手」のような情報も大量に流れてきます。
やっかいなのは、内面の話ではなく「外見の理想」が多いことです。
- 高収入
- 高身長
- イケメン
- 若くて可愛い嫁
- スタイルが良い相手
そうした「多くの人が羨ましいと思うであろう外見の条件」を見続けているうちに、
最初は「優しい人と穏やかに暮らしたい」と思っていたはずが、
いつの間にか「みんなに自慢できる結婚相手が欲しい」に変わってしまうときがあるんですよね。
そうなると、当然ですが世間からは「あなたの年齢や収入でそれは高望みです」とはっきり言われてしまいます。
すると、
- こんなに頑張っているのに
- そうだ、結婚相談所に「お金を払えば出会えるかも」
と、否定的な声へ対抗するようになってしまい、より世間から厳しい声を受けて傷が深くなってしまう危険性があります。

否定的な声への抵抗は、ストレスの防衛反応でもあると思います。
「若さがあれば解決した」とは限らない
30歳になって結婚を考え始めた人が言われる「若い方が有利だったのに」という言葉。
私はこの言葉について、少し大きくまとめすぎている印象があります。
まず、大手結婚相談所IBJの会員データを見ると、男女ともに30代の利用者が多いんですよね。
たとえば、20代女性が「同世代の男性と出会いたい」と思った場合、結婚相談所だと母数が減ります。
もちろん「結婚したいから結婚願望がある男性」に出会えるという意味では結婚相談所が最適です。
また「年齢は気にしないから、高収入の男性と出会いたい」と考える場合は、結婚相談所での婚活が合うでしょう。
結婚は生活ですから「若いうちに年収の高い男性とのご縁を」と作戦を立てるのも一つの選択肢です。
ただ、SNSではこうした「婚活市場のボリュームゾーンが30代」という事情が省略されたまま、
「若さがあれば有利」「みんなが羨む理想の相手と結婚できる」と単純化されて語られていることが、少なくないように感じます。

結婚相談所など「出会いを支援するサービス」は、行動を促すために強い言い方をするときもあるでしょう。
実際、体力的な問題として「若い方が子育てには良い」のは間違いないと思いますし、
「若い方が出会いやすい」というのも事実だと思います。
ですが「若いころの自分だったら100%理想の相手が見つかっていた」とは、言い切れない人も多いのではないでしょうか。
そして「自分も誰かの理想の相手になれるか」という点も大切です。
「正直他人と暮らすの無理だから誰かの理想にはなれなさそうかも…」と感じた人がいるかもしれません。
一方で「若いときより相手を受け入れる余裕もできた」「家族を作るのも良いなって思った」など、
「やっぱり結婚したい」と思った人もいるでしょう。
また、個人の体感ではありますが、SNSでは結婚について極端な意見が目に入りやすいことが多いです。
そのため「情報をそのままの意味で受け止めすぎない」のも大切だと感じます。
本来あなたが持っている優しさや思いやりを忘れないでほしい
「もうすぐ30歳で社会人としての生活にも慣れてきたし、そろそろ結婚したい」
そう思って婚活を始めると「遅すぎる」と年齢について辛辣な言葉を向けられてしまうときがあります。
すると、悲しみや焦りから人を見る目が厳しくなったり「結婚さえできれば幸せになれる」と過度な期待を抱いてしまったりする人がいるのも無理はありません。
また、苦しさから自分を守ろうとして「周囲に厳しく当たってしまった」「SNSで辛辣な意見を発信してしまった」という人もいるかもしれないですよね。
ですが、本当は、
- 誰かと安心して過ごしたい
- 一緒に笑える人がほしい
- 温かい家庭を作りたい
といった自然な気持ちから、結婚を考え始めた人も多いのではないでしょうか。
婚活を頑張って情報を集めているからこそ「結婚したいと思った自分の本心」を見失いそうになるときがあります。
自分が持っている愛情を大切にしながら「今後、どんな人生を送りたいのか」を、ゆっくり考えてみてくださいね。
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(※記事の本数はテーマによって変わります)
ーこれまでの特集ー
- 【執筆中】成長しきった?最良の関係になった会社との今後(全4回)
- 年齢と婚活のジレンマと悲しみ(全4回)
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