「はたらく女性スクエア」活用レビュー|公的機関の相談窓口
皆さんは、キャリアに迷ったとき、公的機関の相談窓口を利用した経験はありますか?
- ない
- 役所の相談窓口って正直、あんまり深く話ができるイメージないかも
など「そもそも選択肢に入らない」という人もいるかもしれません。
ですが「まず話を聞いてくれる場」として、誰でも無料で利用できる公的機関の相談窓口は、とてもおすすめです。

仕事探しにおいて具体的な求人を紹介してくれる、というのももちろん必要ではあります。
ですが、自分に適した働き方を考えるうえで「意向を整理する」のは大切です。
意向を整理する前に求人を探し始めると「希望より市場価値を踏まえないと…」「といったように、本心を押さえてしまう可能性があります。
そのため、仕事について悩みがあるときはまず「無料で気軽に利用できる」「否定されない」相談窓口で話を聞いてもらうと、どうしたら良いか考えやすくなります。
各地域で都道府県庁や市役所・役場がキャリア支援として相談窓口を設けています。
※皆さんのお住まいの地域も、ぜひ検索してみてください!
以下では、東京都の「はたらく女性スクエア」について、
- どんな支援が受けられるのか
- なぜ私は行こうと思ったのか
- 実際に行ってみてどうだったか
- どんな人におすすめか
を中心に紹介しています。
私も実際に活用して、自分が考えるキャリアの目標を再認識できました。
「気になっていたけど利用を迷っていた」「公的機関の相談窓口って実際どうか知りたい」という方の参考になると嬉しいです。
東京都の無料キャリア相談窓口「はたらく女性スクエア」とは?
はたらく女性スクエアは、東京都が運営する働く女性のための無料相談窓口です。
特徴は、求人を紹介する場所ではなく「自分自身の価値観を整理するための場所」なこと。
転職や働き方を考え始めると、
- 早く次を決めなければいけない
- 仕事が決まらなかったらどうしよう
と焦ってしまいがちですが、本来大切なのは「自分に合った働き方を知ること」です。
はたらく女性スクエアでは、アドバイザーが相談者の状況や気持ちを整理するサポートをしてくれるため、次に取るべき行動が見えてきます。
さらに、相談員は全員女性のため、男性には話しづらいと感じる内容も安心して相談できます。
また、定期的に開催されているセミナーやイベントに、無料で参加できるのもメリットです。
はたらく女性スクエアではどんな相談ができる?
はたらく女性スクエアでは、以下の4つの相談窓口があります。
- キャリア相談
- 社外メンター相談
- 健康課題相談
- 労働相談
各相談窓口では、たとえば、以下のような悩みを相談できます。
- 自分の強みや希望する働き方の言語化
- 妊娠や出産と仕事の両立に関する悩み
- 月経や更年期など体調を踏まえた働き方の相談
- ハラスメントなど職場トラブルへの悩み
※それぞれの窓口で相談できる詳しい内容については、はたらく女性スクエア総合相談窓口のご案内をご参照ください。
「転職すべきか迷っている」「何に悩んでいるのか自分でも整理できない」といった段階でも相談できるのが特徴です。
はたらく女性スクエアの場所・開館時間
はたらく女性スクエアは表参道駅から徒歩10分程度で到着します。また、20分ほど歩きますが、渋谷駅からもアクセスできました。
所在地などの詳細について、以下に記載します。
- 所在地
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山 地下1階 EAST-A2
TEL:03-6803-8941(総合相談) - 利用時間
月〜土 9:00〜20:00 - 休館日
日曜・祝日・年末年始(12/29〜1/3)
※ご利用前に、はたらく女性スクエア公式サイトにて最新情報をご確認ください。
私が「はたらく女性スクエア」に相談へ行った理由
転職後、環境が変わったことでキャリアに関する自分の考えに変化がありました。
一人では判断に迷い、第三者に相談したいと思ったことが、はたらく女性スクエアを利用した理由です。
まず、転職について当時の私は「エージェントに登録して求人を探すもの」だと思っていました。
そのため「自分は志望企業が明確だから会社に直接応募しよう」と誰にも相談せず進めていたのです。
そして入社後、人間関係や仕事環境が変わったことで、新しい価値観に触れる機会が増えました。その中で、
- 自分で収入を作れないか
- 複数の収入源を持つ働き方もできないか
と考えるようになりました。
ですが、それが実現可能なのかどうか、そして「本当に自分に合っているのだろうか」を決断しきれなかったんです。
そこで、第三者からアドバイスが欲しいと相談先を探した結果、はたらく女性スクエアにたどり着きました。
はたらく女性スクエアのキャリア相談と社外メンター相談|どっちを選ぶ?
はたらく女性スクエアを利用したいと思ったとき「キャリア相談」と「社外メンター相談」の2つは、どちらを選ぶと良いのか迷う人がいるかもしれません。
2つの相談窓口については、悩みの段階によって選び方が変わります。
キャリア相談がおすすめの人
キャリア相談は、次のような「まだ方向性が定まっていない人」におすすめです。
- 今の働き方や仕事内容についてモヤモヤしている
- やりたい仕事がまだはっきりしない
- 育児や介護との両立を相談したい
- まず話を聞いてほしい など
キャリア相談は回数制限がなく、相談員も固定ではありません。そのため、複数の視点からアドバイスをもらいながら、自分の状況を整理できます。
「何に悩んでいるのか自分でもよく分からない」という段階の人でも、対話を通じて少しずつ方向性を見つけていけるのが特徴です。
社外メンター相談がおすすめな人
一方で、社外メンター相談は次のように「ある程度進みたい方向性が見えている人」におすすめです。
- 目標に向けた具体的な行動について相談したい
- 管理職経験者など、実務経験のある人に相談したい など
社外メンター相談は最大5回まで利用でき、同じメンターが継続して伴走してくれます。
私は自分の目標をある程度整理できていたため、社外メンター相談を利用しました。
自分の考えている目標が現実的なのか、多様な経験を持つ方の視点を聞いてみたいと思ったからです。
はたらく女性スクエアの相談窓口を利用して変わったこと
初回相談を終えたとき、自分の状況や今後の目標について客観的に整理できた感覚がありました。
特に「自分の考える方向で進んでいいんだ」と背中を押してもらえたのが良かったです。

「そんなの無理だよ」と言われたらどうしよう…という不安があったんですよね。
あまりにも無謀な挑戦だと「アドバイスとしての否定」や「実現するための妥協点を考える」も必要ですからね。
自分の考えを肯定してもらえて安心しました。
その後も、約1か月ごとに相談を続けました。

私の場合は、話を聞いてもらいながら「今後取っていくと良い行動」について模索した感じです!
「目標へ向かってどのように行動すると良いか」については、すぐに答えが出るものではありません。
ですが、定期的な第三者への相談を通じて、立ち止まりながらも、一歩ずつ確実に前進できたと感じています。
また、メンターさんのこれまでの経験も詳しくお話いただけて、自分のキャリアを考える参考にできました。
相談に行く前は「自分の目標は高すぎるのかもしれない」と不安を感じていましたが、メンターさんとの対話を通じて「前向きに頑張ろう」と変化できたのを実感しています。

これは私の考えですが、人は誰かに答えを出してもらわなくても、自分で考え行動できる力があると思っています。
ただ「このまま進んでいいのだろうか」と迷うとき、第三者の視点が大きな助けになると感じました。
自分のことだからこそ迷ったときは相談できる場所を使ってみよう
転職について自己分析していると「こんな希望を持っていいのかな」「高望みじゃないかな」と不安になるときがあるのではないでしょうか。
また「自分のことなのに第三者へ相談していいのかな」と思う人もいるかもしれません。
実は、第三者に話を聞いてもらうことで「自分では見えていなかった視点や可能性」に気づけることがあります。
もし今、働き方に悩んでいる場合、こうした相談窓口を「自分の気持ちを整理するための一つの選択肢」として参考にしてみてくださいね。
